カジノゲームをプレイする際に、自分の勘や経験、独自に開発した方法を用いる人たちがいます。あるいは、ジンクスをかついだり。それも悪くはありません。結局、勝てば良いのですから。とはいえ、先人が開発した理論や攻略法を用いるのも非常に有効なのです。何故なら、現在まで名前の残っている法則というのは、それで勝った人たちがいやというほどいたからです。多くの人が勝ったからこそ、現代まで語り継がれてきたのですから、そこには真似しても損のない秘策があると考えるのが理にかなっています。
カジノで応用できる戦略には、数値的な証明に裏付けられた多くの種類があります。モンテカルロ法は、そのなかでも最もポピュラーで使いやすい手法の一つです。この記事では、モンテカルロ法とは何か、実際のオンラインカジノでどのように利用できるのか、基本的な解説をしていきます。モンテカルロ法は、マーチンゲールやダランベールなどの他の戦略に比べて少しだけ複雑な部分がありますが、実践の仕方は簡単で、多くのプレーヤーに利用されている人気のある方法です。マスターして、カジノで試してみてください。
📚 モンテカルロ法とは?
モンテカルロ法ときくと、何か小難しい法則が頭に浮かび、敷居が高いように思われるかもしれませんが、使い方はいたって簡単です。ここでは、難しい説明は最小限にして、わかりやすく説明していきますので、ご安心ください。
モンテカルロ法とは、平たく言うと、乱数を用いた数値計算手法のことです。元々、決定論的な解析問題を乱数で解く方法として考え出された問題の解を推定する手法でした。しかし、現在では「モンテカルロ」という言葉は、乱数を利用した手法の総称として、さまざまな用途に使われています。例えば、カジノやスポーツベッティングなどのギャンブルエンターテインメントにモンテカルロが使用されていることも、そのひとつに挙げられます。
当初、モンテカルロ法は、賭けの結果を予想するのにも使われていました。したがって、モンテカルロ法は、ギャンブルの勝率を上げるために使うことができると分かったのです。モンテカルロ法は、コンピュータのアルゴリズムを使ってシミュレーションを行い、キープする確率と勝つ確率を算出することができます。この数値は、複数の乱数をシミュレーションすることで算出されます。
例えば、スポーツでモンテカルロ法が使われるとしましょう。チームAとチームBが試合をしているとします。この場合、任意のパラメータ(変数)を追加して、ゲームの結果を予測することができるのです。ここでは、天候や選手の怪我の状態、試合が行われるスタジアムなど、様々な要因で試合結果が左右される可能性がありますよね。そこで、そうした要素を付加してシミュレーションを行うことで、その結果の確率を算出するのです。
⚡ 3つのモンテカルロモデル
数学を駆使したモンテカルロ法は、様々な場面で応用が可能です。では、ここからはベッティングに関する使い方をご説明していきましょう。まず、モンテカルロ法が使われるスポーツとしては、サッカー、バスケットボール、野球、バレーボールが代表的なものとして挙げられます。
決定論的モデル
モンテカルロ法の中では最もシンプルな手法で、あらかじめパラメータが明確なスポーツベッティングに最適な手法です。例えば、サッカーの試合では、ホームチームの勝利、ビジターの勝利、引き分けといった結果を予想することができますよね。これを決定論的モデルと呼んでおきましょう。
確率論的モデル
次は、確率論的モデル。決定論的モデルよりはやや複雑で、ランダムに生成された数字を使って結果の確率を予測します。この方法は未知の要因を考慮するもので、決定論的なモデルのように一つの単純な結果を予測するものではありません。例えば、あるチームが1シーズンに何点取る可能性が高いか、勝つ可能性が高いかといった複雑な結果を予測するのによく使われます。また、確率論的モデルが提示する確率は一つではないので、多くの要素から正しいと思うものを選択する必要があります。このように、若干テクニックが複雑ですので、中級以上の使い手に適したモデルといえます。
ダイナミックモデル
ダイナミックモデルは、状況に応じてパラメータを変化させなければならないという点で、確率論的モデルに近いと言えます。例えば、レギュラーシーズンのLos Angeles Lakersの46試合にモンテカルロ法で賭ける場合、各試合の後にパラメータを更新する必要があります。そうすることで、より正確な結果を得ることができるからです。この更新がダイナミック、つまり、動的な要素となるわけです。確率論的モデルが決定した要素を単純に利用するのに対して、動的な要素を加算するのが、ダイナミックモデルです。
🤔 モンテカルロ法は使うべきか?
モンテカルロ法は、上記の3つのモデルを使えば結果予測の勝率を上げることができるのです。その点では、大変有効な法則です。しかし、どんなに有効であっても、モンテカルロ法はあくまでも統計学であるため、正確な結果を確実に予測することはできません。したがって、モンテカルロ法をベッティングに用いる場合、モンテカルロ法で予測される結果を100%信用するのではなく、あくまで目安として利用することが大前提となります。
ベッティング(賭け)のなかでも、スポーツベッティングは特に、状況によって結果が大きく変わることがあります。誰も予想しないことが起こることもあるでしょう。屋外の競技なら、天候というごく当たり前の前提さえ100%の予測は不能です。参加者の一人が変わるだけでも統計結果は大きく変わり、モンテカルロ法で予測した結果とは異なることもしばしばです。賭けるスポーツやゲームが複雑であればあるほど、モンテカルロ法は有効ではなくなっていきます。これはモンテカルロ法に限ることではありません。法則はあくまで結果を利用する際の目安にとどめるべきなのです。
モンテカルロ法で計算した結果が、予測した結果に近ければ、予測の信頼性が高いと言えるでしょう。ですから、モンテカルロの結果を鵜呑みにするのではなく、自分で予測して、モンテカルロの結果と比較することも大切です。しかし、数学的な根拠に基づいているため、人間がランダムに結果を予測するよりも高い精度が得られるということはいえます。特に、ギャンブルの経験や知識があまりなく、結果を予測するのが難しい場合は、モンテカルロ法に頼った方が有利な場合もあるのです。
⚽ モンテカルロ法を利用できるスポーツ
モンテカルロ法は、上記で紹介したモデルが利用可能なあらゆるスポーツの結果予測に利用できます。とりわけモンテカルロ法が有効なのは、バスケットボール、サッカー、野球といった、いわゆる定番の人気スポーツです。こうした種目のスポーツベッティングでは、モンテカルロ法を用いて試合の勝敗を予測することができます。とりわけ、単純な勝敗予想であれば、モンテカルロ法は非常に有効であり、賭けの目安にすることが可能です。翌日や数時間後の試合結果を予測する場合、多くのパラメータを追加する必要がないため、簡単に予測結果を計算することができます。
⚖️ モンテカルロ法とカジノの関係
モンテカルロ法にはこんな逸話があります。昔、カジノでモンテカルロ法を使ったギャンブラーが大儲けして、カジノを潰してしまったという話。有名な逸話なので、目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
この逸話に出てくるギャンブラーが破壊したカジノはモナコ公国のモンテカルロにあり、それが、このモデルが「モンテカルロ法」と呼ばれる所以となったといいます。この逸話の真偽は不明ですが、このような逸話があるほど、モンテカルロ法はカジノで有効であるともいえます。実際、この逸話が広まったことで、世界中のカジノでモンテカルロ法の使用が禁止されるという事態になったのです。
🎰 モンテカルロ法をオンラインカジノに適用する
カジノでのモンテカルロ法の使用を禁止することはすでに書きましたが、オンラインカジノとなると話は別です。ランドカジノはプレイヤーの手札を見ることができるので、モンテカルロ法を使うとバレてしまいます。しかし、オンラインカジノはパソコンやスマートフォン、タブレットなどを通じてプレイするので、モンテカルロ法を使ってもバレようがありません。ここでは、モンテカルロがカジノゲームにどのように使われるのか、具体的な事例を紹介します。
🕹️ モンテカルロ法が利用できるカジノゲーム
モンテカルロ法は、2倍払い、3倍払いのカジノゲームで使用でき、2倍払いゲームにはルーレット(赤と黒、偶数と奇数)、バカラ、ブラックジャック、3倍払いゲームにはルーレット(列とダースベット)、3倍払いゲームにはバカラ、ブラックジャックなどがあります。
これらのカジノゲームは、ベラジョンカジノ、ライブカジノハウス、カジ旅などでプレイすることができます。これらのオンラインカジノは完全に日本語に対応しているので、英語ができない人でも簡単に登録することができます。日本語サポートも万全です。
⭐ モンテカルロ法の使い方?
モンテカルロ法は、2倍と3倍のペイアウトゲームで若干異なる方法で使用されます。まずは2倍の配当のあるゲームでの使い方を紹介します。モンテカルロ法は複雑なので、紙とペンを用意しておくとよいでしょう。
ダブルペイアウトゲームにおけるモンテカルロ法の使用方法
通常、モンテカルロ法では、数列(1、2、3)を使用します。この数列の最初の数字は1である必要はありません。ベット数を増やしたい場合は、その数字を大きくしてください。わかりやすくするために、数字の並びを(1,2,3)と仮定します。このように数字の並びを設定すると、最初のベットは両隣の数字の合計、1+3=$4となります。そして、最初のゲームで負けたとします。負けた場合は、ベット額をナンバーラインの末尾に追加します。すると、数列は次のようになります。
(1, 2, 3, 4)
このように数字の並びが変わると、次の賭けは1+4=5ドル、つまり双方に同じ数字が足されることになるのが分かりますね。同様に、2回戦で負けたとします。この場合、ベットは数列の末尾に追加され、今度の数列は次のようになります。
(1, 2, 3, 4, 5)
モンテカルロ法では、連敗が続くとこの作業を繰り返すのです。つまり、負けが続けば続くほど、ベット額が高くなっていくのです。
3ラウンド目のベットは、双方の1と5の合計である6ドルです。そして、ここで初めて勝利したとします。そこで、勝ったら、最後にベットを足すのではなく、両端の数字を消すのです。そうすると、数列は次のようになります。
(2, 3, 4)
モンテカルロ法は、この繰り返しです。負けたら数字の並びの右側に賭け金を足し、勝てば両側の数字を消す、これが原則です。法則さえ覚えれば、難しいことはないですよね。
3倍ペイアウトのゲームの場合
基本的なモンテカルロ法は、3倍配当のゲームでも同じです。ただし、3倍配当の場合は、勝ったときに左右の2つの数字が消去されます。つまり、当選すると、次のように数字の並びが変わります。
(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7) → (3, 4, 5)
これは非常にシンプルで、1つの数字を消すか2つの数字を消すかの違いだけです。モンテカルロ法では、勝ち点、つまり利益が出るタイミングは、数列の中に0個または1個しかないときに発生します。ゲームの勝敗に応じて数字を削除したり増やしたりして、数字が0か1になるまでプレイし続けます。
このように、モンテカルロ法では、勝ち負けの回数がほぼ同じ場合、利益よりも損失の方が大きくなります。ということは、利益を上げようと思えば、50%以上の確率で勝たなければならないのです。調子が悪くて負け続けている場合は、モンテカルロ法ではなく、他の方法を使ったほうがよいでしょう。
👍 モンテカルロ法のメリット
モンテカルロ法の利点は、ベットがゆっくりと増えていくことです。最初の数字の並びを低い数字にすると、ベット額が急に増えることはありません。だから、1回の勝負で大損する心配はない。これがモンテカルロ法の最大のメリットです。
また、3枚払い出しのゲームでモンテカルロ法を用いる場合、両端の数字を2つ削除する。したがって、連勝が続けば、連番の数字が0か1になり、利益が出ることになります。そのため、わずか数個の数字から利益を得ることが可能です。
最後に、モンテカルロ法のもう一つの利点は、少額からカジノを始められるということです。そのため、少額でコンスタントに賭けたい人におすすめのストラテジーです。モンテカルロ法では、少額からスタートでき、ベット額が徐々に増えていくので、ゲームごとにテーブルリミットを気にする必要がありません。
👎 モンテカルロ法の欠点と損失
まず最初に、モンテカルロ法は、一回の勝負で投資額をすべて取り戻せるような単純な手法ではありません。また、何度か勝たないと投資額が戻ってこないシステムなので、負け続けるといずれ資金が底をついてしまうというリスクもあります。先述のように、あまりに負けが続くようなら、モンテカルロ法を使い続けるのではなく、損切りをしたほうがいいのです。また、モンテカルロ法は、ゲームごとに数字の並びが変わるので、頭の中で計算するには限界があります。その都度、紙にメモを取り、賭け金を計算する必要があり、手間がかかるのです。ランドカジノでモンテカルロ法を使っていた人たちは、頭が良かったに違いありません。
⚡ モンテカルロ法を使ってみよう
ここでもう一度言いますが、モンテカルロ法は乱数を用いた数学的手法で、スポーツベッティングの結果予測やカジノゲームの賭け金決定などに有効です。スポーツベッティングやカジノゲームで儲けようと思ったら、自分の勘や経験だけでなく、数学的な証明に頼ることはかなり有効です。ツキがないときに、頭を休める効果もありますし、モンテカルロ法は、単純に勝ち負けを予想するタイプのギャンブルに特に有効です。しかも、ランドカジノと違って、オンラインカジノなら電卓やエクセルを使って計算できるのです。スポーツベッティングやオンラインカジノでの論理的な勝ちに興味がある方は、ぜひモンテカルロ法を学んで、勝率を最大化してみてください。